救急法&AEDの使い方!

救急法&AEDの使い方

こんにちは!2月25日(土)、この日大阪保健福祉専門学校では教職員全員を対象に救急法とAEDの使い方についての訓練を行いました。東洋医療専門学校の救急救命士学科の先生にもお越しいただき、実際の状況を想定した訓練をしました

 

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ここで!せっかくなので、ブログで救急法とAEDの使い方について、簡単に紹介します!みなさんも、学校や日常生活の中で、お友達や家族の方、誰かが突然意識不明になった!という事態に遭遇するかもしれません。そんなときに備えて、ぜひ救急法で大事なことを覚えてくださいね。

 

【意識不明の方を発見したときの手順と大事なこと!】

1.周囲の安全確認!

傷病者に近寄る前に、横や後ろから車が来たりしないか?上からものが落下する危険性はないか?周囲を見渡しましょう。もし、倒れているのが道路など危険な場所であれば、傷病者を安全な場所に移動させましょう。

 

2.意識の確認。

まずは「大丈夫ですか?」と呼びかけます。何度か呼びかけて、返事がなければさらに肩を叩きながら呼びかけましょう。反応があれば大丈夫です。もし反応がなければ呼吸の確認に移ります。

 

3.周囲に119番への電話&AEDを持ってくるよう指示。

大声で応援を呼びましょう。「あなたは119番に電話して救急車を呼んでください。」「あなたはAEDをとってきてください。」など、具体的な指示を出します。救急車を呼ぶときは場所を正しく伝える必要がありますが、もし、道端で住所が分からないときは電柱に住所が書いてありますので電柱を探しましょう。

AEDを取りに行く人は急ぐことも大事ですが、階段でこけることなどがないようになるべく走らないことが大事です!けが人が増えてしまっては大変ですからね!ちなみに、大阪保健福祉専門学校ではAEDの設置場所は1F事務局内と2F教務室内です。

 

4.呼吸があるか確認。

胸に耳を近づけて音を聞くか、口元に手を当てて息を確認しましょう。通常人間は10秒に1回呼吸をしますので、6秒間確認して呼吸がなかったら危険です。胸骨圧迫に移りましょう。

 

5.胸骨圧迫

服を脱がせて親指の付け根の辺りで胸骨を圧迫します。片方の手でもう一方の手の平を伸ばすようにするのがポイント。圧迫する場所は左右の乳頭の中心あたり。強く・早く・絶え間なく行います。周囲の人と交代しながら、胸骨圧迫が途切れないようにしましょう。

 

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6.AEDが到着したらAEDの指示に従ってAEDを装着。

AEDの袋を開けて、パットを取り出して胸に貼ります。ネックレスをしていると、電気ショックのときにネックレスのあとがついてしまいます。はずす時間がないときは、体の上に来ないようによけておきましょう。胸部に体毛が多い人ならば、パットを貼る部分だけ、AED付属のカミソリで除毛します。また、胸に汗をかいているとパットが貼りにくかったり電気ショックが上手くできない可能性があるので、タオルで汗を拭きましょう。このタオルも、AEDのケースの中に入っています。

 

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パットは右胸と左わき腹に装着。AEDに図が書いてあるので図に従って貼りましょう。

 

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パットを貼るとAEDが自動で電気ショックが必要かどうか判断します。電気ショックが必要なときはAEDが電気ショックを行います。その後再び胸骨圧迫を再開。電気ショックが必要ないと判断されても、胸骨圧迫を続けます。

 

救急車が到着する、もしくは傷病者が普段どおりの呼吸をはじめるまでこれを続けます。

 

いかがでしたか?学生の安全を守るために教職員も日々勉強です教職員は全員AEDの使い方についてしっかり確認しているので、本校学生のみなさんは何かあったらすぐに教職員を呼んでくださいね。

 

命の危険がある事態では、私たち1人1人のとっさの対応がカギになります。緊急の事態に遭遇したときにすぐに行動できるように、このブログで救命法やAEDに関心を持ってもらえると嬉しいです!


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