【看護学科】奇跡の子どもたちの授業!

こんにちは!看護学科です

生まれてきた子ども達が皆、順調に成長・発達するわけではなく、

医療的ケアを受けながら地域で生活する子どもたちもいます。

 

今回の授業は、

そのような子どもたち-(葵ちゃん14歳、萌々香ちゃん13歳)-とそのお母さん

ゲストティーチャーとして来ていただきました

 

 

学生たちは、歓迎の気持ちを伝えるために、教室の壁をデコレーションし、

嵐の好きな葵ちゃんのためにCDを流し、

萌々香ちゃんの好きな吉本新喜劇のキャラクターでアルバムの展示スペースを準備しました

 

 

医療的ケアが必要な子どもは、私たちがふだん、あたりまえにしていること、

息をする、食事をする、移動する、動くなど、生きること、生活することに「医療的ケア」が必要です。

人工呼吸器を使用していたり、唾液(だえき)や痰(たん)の吸引が必要だったり、

栄養をチューブで胃に入れていたりします。

もちろん移動にも特別な車椅子が必要になります。

 

最初は緊張していた学生たちでしたが、お母さんに子どもたちの抱っこの仕方を教わって、

葵ちゃんや萌々香ちゃんの手を握ったり、抱っこをしふれあっていました。

最初は慣れない学生たちでしたが、子どもたちの笑顔に魅せられて、

だんだん前のめりになり、取り囲んでいた輪もだんだん小さくなっていきます。

「かわいい!」の大合唱です

 

 

「想像もしなかった人生が始まったとき、受け入れられなかった」というお母さんのお話を

学生たちは真剣にまっすぐお母さんを見つめながら聴き入ります。

 

しかしショックを受けたお母さんは、他の障がい児の家族とつながることで、

「私だけだはないんだ。泣いてばかりいてはいけない。」と少しずつ受け入れられるようになったそうです。

そして「親が元気でないと子どもは元気になれない」

「この子がいたから親として気づけたことがたくさんある」と。

葵ちゃんや萌々香ちゃんの笑顔は、お母さんの笑顔が伝染しているのかもしれません

 

地域で生活する医療的ケアが必要な子どもたちには訪問看護

レスパイトケア(家族がリフレッシュや休息するためのサービス)などの制度があります。

 

「看護師にたくさん救われた」ともおっしゃっていました。

しかし、24時間そばにいる葵ちゃんや萌々香ちゃんのお母さんは、

体も心も休まらない生活でしょう。

それでも、前向きに生きておられるお母さんのすごい力に、

また、なによりも葵ちゃん、萌々香ちゃんの存在そのものに学生たちは心を大きく揺り動かされたようです。

そして「様々な場で生活されている人々を支援できる看護師になりたい」と強く感じたようです。

 

葵ちゃん、萌々香ちゃん、お母さん、素敵な出会いをありがとうございます

 

 

 

 


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