【医療秘書・情報科】保険点数って何?

夏休み、皆様は何をしてお過ごしですか?

夏休み中もブログをどんどん更新するので、良かったら読んでみてくださいね

 

さて、前回のブログ「レセプトって何?」の続きです。

病院や診療所などの「保険医療機関」では、患者さんごとに「レセプト」(医療費の金額を細かく書き出したもの)を作成し、

勤め先の会社や市町村などのような「保険者」に、かかった医療費のうちの7~9割を請求するんでしたね。

 

(↓ この図を思い出してくださいね!どんな内容だっけ?という方は過去のブログへGO!)

 

そのときに医療行為1つ1つの金額を計算するのですが、

それぞれの医療行為には点数が決まっています。

(例えば・・・○○検査は□□点、注射をしたら△△点、といったように)

その点数のことを専門用語では「保険点数」といいます

 

この「保険点数」は1点=10円のこと!

(つまり100点の医療行為を受けたら、実際には1,000円かかるということです!)

医療行為により点数が異なります。

 

保険点数は大きく分けるとすると

「基本診療料」「特掲(とっけい)診療料」2種類に分けられています!

 

基本診療料とは、患者さんの診療をしたときに必ず発生する点数のことです

例として、初診料、再診料、入院基本料などがあります。

みなさんが病院や診療所に行ったときにもらう領収書には絶対に書かれています!

注目してみてくださいね

 

特掲診療料とは、特定の医療行為を行ったときに発生する点数で、13の区分に分かれています。

・医学管理等・在宅医療・検査・画像診断・投薬・注射・リハビリテーション・精神科専門療法・処置・手術・麻酔・放射線治療・病理診断

の13です。

 

 

 

 

点数を計算するときは

基本診療料の中から必ず1つ+特掲診療料は実施した医療行為のみについて計算するので、

最終的な点数は

基本診療料+特掲診療料=合計点数ってことになります。

診察のみで終われば、基本診療料のみで済む訳です

 

医療事務はすべての点数を覚えないといけないの!?と不安に思っているあなた!

ご安心ください

全ての点数は「診療点数早見表」という本に載っています

薬の価格だけは別の本になっていて、「薬価基準 点数早見表」という本にまとめられています。

 

(ちなみにお薬は内用薬(飲み薬)、注射薬、外用薬の3つに分かれており、

薬ごとに価格が決まっていますが、この本には全てのお薬がアイオエオ順に載っているので、知りたい薬の価格がすぐにわかります!)

 

この2冊は「医療事務員のバイブル」とも呼ばれるもので、医療事務を学習する方はこれらを恋人だと思って常に隣においてくださいね

 

 

 

 

この続きは次回の「医療保険制度って何?①」で!お楽しみに!

 

医療秘書・情報科について進学をお考えの方は、
姉妹校「大阪医療技術学園専門学校 医療秘書・情報学科 病院事務専攻」をご確認ください。

 

 


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